三線の音曲

今回は少し角度を変えて、三線の音曲について書いてみたいと思います

まず、楽器としての特徴は、ギターのように区切り(=フレット)がありません。

ですから当然、音の位置については、手の感覚で覚えます。

ぴたりと合わせるには、「勘所」 と言われる音のツボとなる場所を正確に見つけ、抑える必要があります

そうするためには、いわゆる 音感 がものを言います。

ですが音感がなくても、時間は多少かかりますが、経験を積むことで補えるものでもあります

ですから興味のある方は、是非一度、三線を手に取って頂きたいです

上手に弾けても弾けなくても、音を出すということは、とてもワクワクする作業です


次に演奏スタイルですが、大和の三味線と違い、 弾き手と歌い手を同一人が兼ねる という点です。

長唄などは、歌い手がおり、三味線の弾き手がいるのですが、三線の場合は 「弾き歌い 」 となります。

ですから、三線の演奏技術と、歌の技術の両方を鍛錬しなくてはなりません

ある意味では三味線より難しいかもしれませんね

ぎーぎーも初めは慣れなくて、まずは三線だけお稽古してから歌をのせて・・・としておりましたが、現在は三線と歌と同時に進められるようになっております。

お稽古をすることでコツも掴めますから、今できなくて悩んでいる方も、段々にできるようになると思います


この歌と三線の演奏法は、以前ブログにも書きました 「工工四」 という楽譜に232曲が記録されております。

このうちの150曲は、野村流の祖、野村安趙先生と、松村真信先生によって採譜され、残りは後の先生方によって採譜されました。


そして、この工工四に収められている 古典音楽 とよばれるものは、大きく分けて 「大節」 と 「端節」 に分けられます。

このほかに民謡を基調とする 「雑節」 があります。


旋法としては、

①律呂型

②花風型

③陰旋型

④大節型

などに分けることができます。


三線の調弦には、

①本調子

②二揚げ

③三下げ

④一揚げ

の4種類です。

本調子は荘重平明、二揚げと三下げは悲傷感と哀調が強く、一揚げは軽快である、といわれております。

旋律は複雑ですが、主なものは五音階の 「ド ミ ファ ソ シ」 で、嬰陰法というそうです。


発声法には、掛け、呑み、当て、突き、振り上げ、ねーい等の技法がありますが、文字で説明するのはちょっと難しいので、省略しますね。


かなり簡略して書きましたが、もっと詳しく知りたいという方は、野村流工工四の上巻 に、歴史や演奏法などについて書かれておりますので、一度ご覧になってくださいませ。

また、ご質問などございましたら、まだまだ未熟なぎーぎーですが、お調べしてお答え致したいと思います


<参考>
沖縄大百科事典刊行事務局編 『沖縄大百科事典』 沖縄タイムス(1983年5月30日発行)

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